身近な人・物・風景 ―日常に潜む郷愁―

「世界で最も美しいものばかり楽しもうとせず、自分の気に入るものが世界で最も美しいと思う。」

…これはリュケルトという人の言葉だそうですが、とても納得するところがあります。真の美に至る鍵は、自分が惹かれるもの、気に入るものの中にこそあるのだと思います。そしてそれはあちこち探さねば見つからないようなものではなく、最も身近なものの中に見出せるものだと思います。そしてそれを見つけたとき、私たちはどこかなつかしさを感じます。それは身近なところにあるふるさとです。

「あらゆる認識は想起である。」―プラトン―

…日常の中にこそ宝が潜んでいます。