夢 ―異世界への郷愁―

眠っているときに見る夢。覚醒時に見る空想。

どちらもこの物理次元とは別の次元…異世界を垣間見させてくれます。

プラトンは、感覚で捉えられるこの物理次元こそ夢幻 ― 影であり、その原型となる元の世界があるのだと言いました。

確かに、時間とともに変わりゆくこの世界に、真の私たちの故郷はなく、プラトンの言うように、それは別の次元にあるのかもしれません。

「夢」はそのような高次元の世界―本当のふるさとにつながるためのきっかけとなり得るものだと思います。