檜千尋先生の作品「子供の一日」

またまたずいぶんご無沙汰してしまいました。

 

2月は画集に載せる作品の制作に

集中して取り組んでいました。

 

3月10日頃から作品の撮影、色修正の作業に入ることになり、

ぎりぎりまで描き続けることになると思いますが、

おかげさまで、予定していた作品はすべて仕上げられる見通しができてきました。

 

 

さて、2月は18日に、

檜千尋先生が主宰する「あすなろバレエスタジオ」 http://www.asunaro-ballet.vs1.jp/

を訪問しました。

 

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3月22日(日)に徳島市文化センターで開催される舞踊コンサート

「あすなろ会 第60回記念発表会」において、

かつて私が舞台美術を担当した

檜千尋先生の作品「子供の一日」が再演されるので、

事前に美術セットの状態をチェックしてほしいという

依頼を受けてのことでした。

 

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スタジオで見させていただきましたが、

保存環境もよかったようで、

作ったときとほとんど変わっておらず、問題なしでしたが、

とてもなつかしい気持ちがこみあげてきて、

しばらくセットを眺めました。

 

これを制作したのは1992(平成4)年。

檜千尋先生に依頼されてのことでした。

先生のお父様の故檜瑛司先生には

妻が小さい頃からお世話になっていて、

私も1991(平成3)年から舞台美術のお手伝いをさせていただくなど、

親しくさせていただきましたが、

1993(平成5)年の結婚の際には、

檜瑛司・淑子先生夫妻に仲人もしていただきました。

 

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「子供の一日」美術セット中央の絵 1992年 舞台上で

 

 

元のイメージは檜千尋先生によるもので、

私はできるだけそれを忠実に具現化できるよう努めました。

 

中央右の大きな人物2人は、

千尋先生が子供のときに描いたご両親・檜瑛司先生と淑子先生の絵を

コピーしました。

 

左端の女の子の絵は、

当時幼稚園児だった檜瑛司先生のお孫さんの

檜彩香さんの絵をもとに描きました。

当時彩香さんは色を塗るのを手伝ってくれたりしましたが、

今年はもう大学を卒業されるとのこと、

時の流れの速さに唖然とします。

 

 

 

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「子供の一日」美術セット 右側の絵

 

 

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「子供の一日」美術セット 左側の絵

 

 

自発的には絶対描かないような作風になっているのが、

このようなコラボレーションのおもしろいところです。

 

長女のHIKARIも小さい頃からあすなろバレエスタジオで

お世話になっていますが、

この作品に出演できることをとても楽しみにしているようです。

 

ほんとうに、「子供の一日」は時を超えて

たくさんの人々をつないでくれる

すばらしい作品です。

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