2008年12月アーカイブ

「妖精舎便り」

私の活動をサポートしてくれているサークル「妖精舎」の皆さんが、

今後の活動を案内するリーフレットを作ってくれました。

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これを、個展のお礼を兼ねた年賀状とともに

多くの方々にお届けしようと思い、

今はその作業に奮闘中です。

 

そのためブログの方はしばらくお休みになっていましたが、

今日は最近のことなどを記しておきたいと思います。

 

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12月17日、しらうめ幼稚園、多目的ホール入口で。

入口上の、とてもいい場所に、11月に寄贈した私の作品

「真昼の園庭」  http://blogs.yahoo.co.jp/youseisya/3326505.html

を飾ってくれています。

 

昨日(12月23日)、

運動不足になっている私を心配してくれて、

SIONが散歩に行こうと誘ってくれました。

 

途中で寄った八幡神社...

 

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「どんぐり拾い」 2002~2003年作 アクリル,油彩・キャンバス 65.2×90.9cm

 

この絵は、八幡神社の境内の一画を描いたもので、

8年前の風景ですが...

 

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絵に描いた木の虚は、

このように枝葉が茂って見えなくなっていました。

 

 

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...でも、同じ木の別の角度から見たところに、

描きたいところが見つかりました。

 

 

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冬休みになって、元気をもてあましていたSION、

外に出てうれしそうです。

 

 

 

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今日はSUBARU、SIONといっしょに、鮎喰川の土手に遊びに行きました。

 

 

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これは今日の夕方、帰ってきてから撮影しました。

去年のクリスマスに仕上げた、自作のボイラーカバーです。

 

ああ、あの頃は絵なんて描けないくらい、まだ体調が悪かったなあ...

徐々に、徐々に、良い方向に導かれてきたなあ...

と、感謝の思いがしみじみ湧いてきました。

 

昨日、ボイラーカバーのニッチの飾りを、

SIONといっしょにクリスマスバージョンにしました。

 

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クリスマスおめでとうございます。

第57回 ベニウズ展

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壁にかかっている11点の絵は、今回私が出品したものです。

 

第57回ベニウズ展も、今日が最終日ですが、

この4日間、不思議な出会いがたくさんありました。

 

我が師、津田季穂の展覧会が

来年秋頃に開かれることにもなりました。

 

詳しいことはそのうち徐々に

お伝えしていくことになると思いますが、

様々なことが、目に見えない不思議な力に導かれて

動き始めているように感じています。

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今日の午後、鳴門市立図書館で、第57回ベニウズ展の搬入・展示作業がありました。

「ベニウズ」は、私が属する絵画グループです。

どんなグループかということは、1997年に徳島県立近代美術館ギャラリーで開いた
第50回記念ベニウズ展のあいさつ文(私が書きました)を読んでいただければ
おわかりいただけると思いますので、次に引用したいと思います。

 

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絵画グループ「ベニウズ」は、戦後間もない1946(昭和21)年のはじめ頃、
鳴門の青年画家、東伊三雄、雑賀公秀、今井貞貴ら6名が集い、発会いたしました。
翌1947(昭和22)年に、鳴門を訪れた放浪の画家津田季穂(後にカトリック修道士となる)
との交流が始まり、以後彼はベニウズの精神的支柱となってゆきます。 

 

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 津田季穂(1899~1981)

 

津田季穂は1899(明治32)年日光に生まれ、

15歳で右目を失ってから画家となることを志し、
19歳で日本美術院展入選、村山槐多らと親交をもちます。
しかし、画壇の人間関係の醜悪さにあいそを尽かし、
22歳頃から各地を放浪することになります。
上海に渡り、また漁師になろうと和歌山県田辺に住み、
兵庫県でみかん山を栽培したりもしました。
1939(昭和14)年には作家稲垣足穂と会い、親交を深め、
彼の小説「弥勒」の中に画家Tとして登場したりもしています。
1943(昭和18)年、43歳でカトリックの洗礼を受け、
戦後鳴門に移ってからは布教の成果めざましく、
1959(昭和34)年、カトリック修道士となっています。
彼がいかに鳴門の地を愛していたかということは、
高知安芸、福岡古賀、阿南と各地の教会に赴任した後に、
最晩年は鳴門に帰ってきているということにも
明らかであると言えるでしょう。
1981(昭和56)年逝去。

 

津田季穂が生きた時代は、美術史上でも激動の時代で、
芸術家の多くは新奇を求め、様々な様式が現れては消えていきました。
それら様々な試みから学びつつも、それらに決してとらわれず、
世俗的野心や名誉心、その他の利を追うことなく、
彼の求めたものはただ「写実」でありました。
しかし彼の言う「写実」は、非常に深い意味合いを持っています。
それは目に見えるものを描くという行為を通して、
目に見えるものの背後にある見えざる本質―彼の言葉で言うなら「神」
―を求めることでした。

 

ベニウズの特徴というものも、彼のそのような在り方にならうことによって
自ずと形作られたと言えるでしょう。
津田の言葉を借りるならそれは
「神に於ける友情として一つの場を持つこと」なのでした。

 

さて、今では津田季穂もベニウズ創立当時のメンバーも、
皆故人となってしまいました。
けれども曲がりなりにもベニウズは生き続け、
今回、第50回記念展を開催する運びとなりました。
故人のものも含めた作品を並べてこれまでの歩みを振り返り、
今後のさらなる追求の糧としたいと思います。
ご高覧を賜りました上、私たちが制作を通して何を追い求めているのか、
少しでもお汲み取りいただければ幸いこの上ありません。

 

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今回、「故人のものも含めた作品を並べて...」のところは違いますが、
どんなグループ展かということについては、
だいたいおわかりいただけたかと思います。

 

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私は、7月の個展以後の作品を11点出品しています。
お近くの方は是非ご高覧ください。

 

於 鳴門市立図書館 3階展示室

2008年12月11日(木)~14日(日)

9:00~17:00(最終日16:30) です。

 

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先日、11月30日、従兄弟のY.Kさんの結婚式がありました。

私は妻と一緒に行かせていただきましたが、

すばらしい結婚式、披露宴でした。

 

さて、1991年と1993年に、

私は東京銀座フタバ画廊で個展を開きましたが、

当時東京の大学に在学中であったYさんは、

2回とも見に来てくれました。

 

そして2回目の個展に出品していた

「セロ弾きのゴーシュ」を気に入ってくれていて、

それをこのたび陶板にしてくれて

結婚披露宴の引出物にしてくれました。

 

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大塚国際美術館の技術で作られた陶板は、

色も美しく、すばらしい出来です。

 

さてその後、

この陶板は不思議な縁をつくってくれました。

 

妻とともに私もアロマテラピーでお世話になっているSさんのご主人が、

その披露宴に来られていたらしく、

陶板を見たSさんが妻に知らせてくれました。

 

もうひとつ、私が勤めた最後の学校になった板野養護学校の

元同僚K先生のご主人も披露宴に来られていたそうです。

K先生からは昨日お便りをいただきましたが、

陶板を見たK先生は、一足早いクリスマス・プレゼントと、

喜んでくれました。

(K先生、ありがとうございました。またお便りいたします。)

 

人の縁って不思議なものです。

「徳島って、やっぱりせまい」ということだけではなさそうです。

 

いま、「妖精舎」(私の活動をサポートしてくれているサークル)の方々が、

画集出版や個展他、様々な今後の活動についての案内リーフレットを作ってくれていて、

ここ一週間ほどは原稿の作成や打ち合わせなどをしてきましたが、

皆様との不思議なつながり―「縁」がますます広がっていきそうで、

楽しみ、希望がどんどん湧いてきています。

 

 

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