津田季穂 「日の出」 1978年 油彩・キャンバス F6号
昨年7~8月の作品集出版記念展の後は、
後片付けもままならぬうちに
10~11月に大阪と鳴門で開かれる
師・津田季穂 http://kazuhiko-yagi.com/episode/episode_2.html
の展覧会の準備に追われるようになりました。
私が作品所蔵者の方々と画廊をつなぎ、
高宮画廊様と、
私が所属する師の弟子たちのグループ「ベニウズ」との
共催という形で開催されました。
サブタイトルの「求道としての芸術」は
1994~1995年に執筆した私の論文のタイトルでもあり、
師の芸術の特徴を最もよく表す言葉だと思います。
9月22日、四国放送のニュース番組「フォーカス徳島」の中で、
「画家 津田季穂が感じた美」というタイトルで
事前に展覧会のことを紹介してくれました。
主に私の自宅での撮影となり、
私が師の魅力について語りました。
大阪淀屋橋近くの「高宮画廊」玄関
大阪展は10/26~11/10に、
高宮画廊で開催され、96点が出品されました。
師の展覧会でこれほど多くの作品が見られるのは
近年稀なことです。
鳴門市立図書館玄関で 搬入の日(11/15)展覧会看板設置完了のとき
鳴門展は11/17~22に
鳴門市立図書館で開催されました。
巡回展という形で、
大阪展と同じ数の作品が展示されました。
11月20日、やはり四国放送「フォーカス徳島」で、
展覧会の様子を紹介してくれました。
私の子どもたちも来てくれて
熱心に見てくれたことが印象に残ります。
私は師の作品と長時間つきあう機会ができ、
とてもいい勉強になりました。
その魅力の秘密を、前よりも多く知り得るとともに、
師と私の決定的な違いを再認識することもでき、
得がたい機会ともなりました。
思い返せば、
所蔵者の方々と画廊をつないで、
展覧会を実現できることが決まったのは、
2008年11月23日。
奇しくも師の誕生日でした。
そして展覧会がすべて終わって、
翌日所蔵者の方々に作品をお返ししたのも
やはり11月23日。
不思議な一致です。
このことに象徴されるような
あちらの世界からの津田季穂師の助けを
何度も感じることができた展覧会でした。