さて、それ以降様々なことがあって、

こちらのダイアリーも長い間ご無沙汰してしまったわけですが、

今年の出来事の中では大きな意味を持つ、

京阪百貨店 守口店 京阪美術画廊Ⅱ での展覧会(1/19~25)について

記しておきたいと思います。

 

 

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展覧会DM

 

 

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京阪百貨店 守口店

 

 

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京阪美術画廊

 

 

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この展覧会は、

ギャラリーミヤコ・大島 聡 様にお世話をいただき、開催されたものです。

 

 

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本当に大島様には至れり尽くせりのご対応をいただきました。

 

 

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私は1/19~22の4日間、

会場に出向いていましたが、

得難い勉強の機会となりました

 

何より、作品について大島様からいただきましたご助言は

これからの方向を探る上での道標となりましたし、

デパートという場に作品を展示していただけたおかげで、

お客様がどのような眼で作品を見ておられるかを考えざるを得ず、

美術作品であるということ以上に、

ご自宅を飾る実用的な商品として見るお客様の視点で、

作品を見つめ直すことができました。

 

これは、どんな表現が効果的に人の心に届くのかということを考えることにつながり、

本当に自分が表現したいものは何かを自らに問い直す良い機会となりました。

 

より自分らしい表現とは何かを真剣に考えたときに、

試してみたいことがいくつも思い浮かび、

帰ってすぐにキャンバスを10枚ほど買い込み、

下塗りをして制作を始め、今に至ります。

 

試行錯誤の中、はっきりした答が出たわけではありませんが、

少なくとも一歩前に歩み出せるきっかけとなった展覧会でした。

 

この展覧会に際しまして

いろいろお励ましをいただいた皆様、

お忙しい中、また遠いところを

お越しくださった皆様、

そしていろいろご尽力をいただきました、

ギャラリーミヤコ・大島 聡 様、

京阪百貨店の皆様、

高宮画廊店主ご夫妻には

心より御礼申し上げます。

ほんとうにありがとうございました。

 

 

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8月5日から、

徳島市銀座 ギャラリーカフェGRACEにて、

私の絵画・美術教室作品展を開催しています。

(展覧会についての詳細はこちらをご覧ください。)

 

 

 

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ギャラリーカフェGRACE

 

 

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会場は2階です。

 

 

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「描きたいものを描きたいように描く喜び」

「作りたいものを形にしていく喜び」

を感じていただきたいと願って数年前に始めた絵画・美術教室ですが、

おかげさまで徐々に会員数も増え、楽しく活動することができています。

そしてそれぞれに、その人らしい作品が生み出されています。

このたびは、今後のさらなる追求の糧にするべく、

それらの作品を集めた展覧会を開催する運びとなりました。

 

 

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これは2011年12月11日のダイアリーで紹介した、

Nさん家族を描いた作品「小春日」。

5月はじめに完成し、Nさんの新居に飾られているものを

このたびお借りして展示しています。

 

 

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またギャラリーカフェGRACE向かいの「イングリッシュ・ガーデン」には

私の立体作品「The secret pathway」を屋外展示しています。

 

 

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8月4日(土)搬入・展示を終えて...

 

 

「美術」とは目に見えない「心」を目に見えるような形にして伝えるものだと思いますが、

この展覧会が皆様との温かい心の交流の場となりますよう、願ってやみません。

 

会期は8月31日(金)まで。

ご高覧いただけましたら幸いです。

 

 

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新作4点

2011年末~2012年はじめにかけてできた新作を紹介いたします。

 

 

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「晩夏の雲」 2010~2011 パステル・紙 26.8×17.0cm

 

鮎喰川と吉野川が合流する地点から

吉野川橋の方を見た風景です。

 

 

 

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「ふきのとう」 2011~2012 パステル・紙 22.6×18.5cm

 

昨年の春、家の庭で...

 

 

 

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「夏祭りの夜店」 2005~2012 水彩,パステル,クレヨン・紙 36.3×25.6cm(B4)

 

近所の蔵本・祇園祭り

夜店の印象を描きました。

 

 

 

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「海の見える窓辺」 2011~2012 パステル,クレヨン・紙 26.9×23.8cm

 

鳴門のイタリア料理店「フィッシュ・ボーン」からの風景です。

以前にも同じモチーフの絵(「窓辺 海の見えるレストラン」)を描きましたが、

ちょっと違った構図で再度描きました。

 

これらの作品も、1月19日(木)~22日(水)の

大阪・京阪百貨店 守口店 京阪美術画廊 での展覧会に出品する予定です。

 

 

新作「たこあげ」

あけましておめでとうございます。

 

年頭にあたりまして皆様のご多幸を、そして

この国が真の希望に向かって大きく歩み出せる年となりますよう、

心よりお祈り申し上げます。

 

 

さて、昨年11月下旬に、

徳島新聞社文化部様より

月一回(20日頃)文化欄に載る「徳島歌壇・俳壇」の

イラストを描いてくれませんか、というお話をいただきました。

 

 

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徳島新聞 2011年12月の「徳島歌壇・徳島俳壇」(一部)

 

 

印刷はモノクロですが、原画はカラーでもよいとのこと、

画像データをお送りすればよいということで、

季節の絵を描くよい機会にもなるので

お引き受けすることになりました。

 

このようないきさつでできた第一作目が「たこあげ」です。

 

 

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「たこあげ」 2011 パステル,クレヨン・紙 21.0×29.6cm(A4)

 

 

これが原画なのですが、

これを単にモノクロにすると、自分のイメージより少し暗い感じになり、

何か違和感がありました。

 

そこでモノクロ画像を印刷したものに

白のパステルで(手描きで)修正を加えてできたのが

下の画像です。

 

 

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でも、実を言えば、

このモノクロ画像を参考にして原画をまた手直ししたり、

それを見てまたモノクロ画像に手を加えたり...

ということを何度か繰り返しましたので、

相互に影響を与えあいながら2つの作品として独立して

それぞれにできあがってきたもの、とも言えます。

 

モノクロ画像の方が、

1月21日(土)の徳島新聞(朝刊)に掲載される予定です。

 

また原画の方は

1月19日(木)~22日(水)の

大阪・京阪百貨店 守口店 京阪美術画廊 での展覧会に出品する予定です。

 

 

今年後半にあった出来事をもう一つ紹介させていただきます。

 

鳴門市役所人権推進課に勤めるKさん(阿波高時代の教え子)とのご縁から、

10月15日(土)13:30~15:30、鳴門地域地場産業振興センターで行われた

「第18回鳴門市人権セミナー」の講師を務めました。
 

 

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60余名の方々が聞きに来てくださいました。

 

お忙しい中、貴重な時間を割いて

人権についての研修をされるという

その高い意識には頭が下がります。

 

「感性でとらえる人権」というテーマで話をさせていただきましたが、

その骨子は下のようなものです。


1 どうすれば人権を大切にできるか ―どうすれば人間存在のすばらしさを感じられるか

2 作品集「郷愁 ―こころのふるさとを求めて―」について ―時間と永遠について

3 教員時代に実践した人権教育

  ①特別活動

  ②美術の授業「自然と人間」

  ③人権授業「どうしたら差別意識をなくせるか」

4 「本当の自分」を見出すことが「人権」を大切にすることにつながる

5 ビデオ作品「For My Parents」

 

3-③の部分ですが、

教員時代の授業内容の紹介として、15分ほどですが、

静かな音楽を流してリラクセーションを図り、

来てくださった方々がそれぞれに

ご自分の心の奥にある「なつかしい場所」を探る時間をとったりもしました。

 

「差別意識」というものは

「自分」というものの「絶対的価値」を認められないことに起因し、

「他者」と比較することで自分の(相対的)価値を確かめようとするところから

生じるものだと思います。

 

そして、誰の中にもある 「心のふるさと」―「真我」に触れることができれば、

「差別意識」は不要となり、一瞬にして消えるものだからです。

 

でも、内容を盛りだくさんにしすぎて、

最後にお見せするべく準備していたビデオ作品「For My Parents」は

時間切れで発表できませんでした。


けれども、

「絵や音楽などを通して今までに学習したことのない人権について学ぶことができました。」

「帰るところをつくるために、子どもには幸せな子ども時代を過ごさせてやれるようにしないといけないと思いました。」

「ふるさとは自分の中にあるという言葉が印象に残りました。自分に目を向ける久々の機会になってよかったです。これからの人生、辛いときに思い出せるといいなと思います。」

「差別は自分の心次第なんだ。あたたかい絵に感動した。」

「少しの時間であったが静かに自分について考える、というか本当の自分を自分の中に見つけに行く時間が持てたことがよかったと思う。」

「難しい言葉を並べたセミナーでなく、美術作家ということもあって感じることから人権を考える、新しい考え方だと思いました。良かったです。」

「楽しいセミナーでした。人権問題のよくわからないセミナーもありますが、今日は人間らしさみたいなことがわかったような気がします。」

「今ある自分、自分の家族を大切に、毎日を見つめ直してみようと考えさせられる貴重なお話でした。」

等々というご感想もいただき、

不慣れではありましたが、

やらせていただいてよかったと思いました。

 

貴重な機会をいただいたKさん、鳴門市人権推進課の皆様、

聴覚障害がある方々のために話を文字にしてOHPで伝えてくださったボランティアの皆様、

ケーブルテレビで放映してくださったケーブルテレビ鳴門の方々、

お忙しい中ご参加くださった皆様、

本当にありがとうございました。

 

 

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会場後方には2つの3D作品と原画を展示し、

来てくださった方々に見ていただきました。

 

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